見知らぬ海へ

みなさん、ご訪問ありがとうございます。


久しぶりにレビューを書きます。

漫画「花の慶次」の原作者でも有名な
隆慶一郎さんが書かれた
「見知らぬ海へ」です。


主人公は、
武田水軍衆である向井正綱。

長篠の敗北により、斜陽著しくなった
武田の家臣として、
駿河の持舟城で徳川軍と
攻防を繰り広げていました。

籠城戦にも倦んだ正綱は、
こっそり城を抜け出して
沖合で釣りをしていると、
間の悪いことに徳川軍が
猛攻撃を仕掛けてきて、
城は落城してしまいます。


正綱の父と義兄はこの籠城戦で戦死。

向井の家督は、生き残った正綱が継ぐこととなります。

合戦の最中に自身は釣りをしていて
むざむざと生き残った失態は、
周囲からも物笑いのネタにされてしまいますが、
正綱はいつもの飄々とした態度でいます。


しかし、持船城での周囲の嘲笑を挽回するべく、
正綱は、船いくさの訓練に励んでいました。

敵対する北条家には、最強の水軍衆が控えていました。
安宅船と言われる戦艦級の船を多数所持し、
対する武田水軍に安宅船は1艘しかない戦力差。


しかも、武田水軍麾下の向井水軍には安宅船がなく、
その戦力で、北条水軍に
立ち向かわなければなりません。


この後、正綱は
どのようにして北条水軍と戦ったのか?

武田家が衰退していく中で、
正綱にはどのような運命が待っているのか?

これは読んでのお楽しみにしてください。

隆慶一郎氏の文章が秀逸で、
特に海戦シーンは臨場感あふれて、
正綱の絶体絶命に、どうなるのか
ハラハラして読みました。

残念なことに、隆慶一郎氏は
この作品を執筆中に亡くなられたので、
物語も未完となっています。

タイトルにあるように、
正綱は日本を離れて海外への航海をしたのか、と
想像が膨らみますが、
結末は隆慶一郎のみぞ知ることとなってしまいました。


未完ですが、いい作品なので、
興味のある方は読んでみてください。





見知らぬ海へ (講談社文庫)
講談社
隆 慶一郎

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