海賊とよばれた男

みなさん、ご訪問ありがとうございます。

本日はレビューいきます。

小説です。

百田尚樹さんの「海賊とよばれた男」

物語は1945年、日本が戦争に負けて、
荒廃しきった国内で、主人公の国岡鐡造が
再興の陣頭指揮をとるところから始まります。


鐡造の興した国岡商店は、
石油の販売を主たる業務としている会社ですが、
GHQの管理下に置かれた日本で、
石油の輸入は制限され、思うように
石油を取り扱うことができなくなります。


敗戦により、多くの企業が人員削減を行う中で、
鐡造は自身の骨董品を金にして、
それを社員の給料にあてます。

「人間尊重」の社是のもと、
国岡商店は、社員を一人も馘首をすることなく、
戦後の混乱期を耐えしのいでいきます。


国岡鐡造という人物は、小説上の架空の人物ですが、
出光興産の創始者である、出光佐三氏をモデルにして
書かれているようです。


アメリカのメジャーと呼ばれる石油会社
「七人の魔女」に日本の石油業界が
席捲されるのをよしとしない鐡蔵は、
「七人の魔女」がまだ手をつけていない
イランでの石油取引を画策します。

しかし、当時のイランはイギリスとは
敵対関係にあり、イランとの石油取引を禁じ、
イギリス海軍がホルムズ海峡を封鎖して
商船の監視に目を光らせていました。


そんな緊張漂う海域に、国岡商店の命運をかけて
石油タンカー「日章丸」がイランを目指します。


本の帯では、イギリス海軍の封鎖するホルムズ海峡を
突破する場面が、見せ場である大一番のような
宣伝ですが、個人的には私は山口県の徳山に
製油所を建設するくだりが、しびれました。


「どんなに急いでも2年はかかる」
工期を鐡蔵は部下に

「10か月で完成させろ」
と命じます。


常識ではとても受け入れられない命令です。


なぜ鐡蔵は、こんな無茶な要求をしたのか?

国岡鐡造と言う人物は、架空の人物ですが、
出光佐三氏をモデルにして書かれた人物ですし、
日章丸のホルムズ海峡突破や
徳山の製油所建設などは、
事実に基づいて書かれています。

なので
「よくぞやってくれたものだ」
と感嘆してしまいました。


興味のある方は読んでみてください。


百田さん自身が最高傑作と言うほどですので、
なかなかに素晴らしい作品です。


こんな日本人が実在していたのですね。








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