レビュー「僕の死に方 エンディングダイアリー500日」 これは読むべし!!

みなさん、ご訪問ありがとうございます。

今年最初の記事になりました。
みなさん、今年もよろしくお願いします。

今年初めの記事はレビューを書きたいと思います。

流通ジャーナリストの金子哲雄さんが書かれた
「僕の死に方 エンディングダイアリー500日」


昨年10月2日、肺カルチノイドにより
41歳の若さで亡くなられた
金子哲雄さんが、生い立ちから
流通ジャーナリストになるまでの経緯と、
病気が発覚してから闘病と死への葛藤、
そして死を受け入れ、
人生の終末への準備を
自ら行った記録を残されています。


母親の言いつけでお使いに行かされた
少年時代は、お使いのお釣りが
お駄賃になる決まりだったので、
少しでも安い物を探す必要がありました。

安い物を見つけた金子少年に母親は

「えらい!!」

と褒めるので、もっと褒めてもらおうと
安い物を探し、情報を集めたりしていきます。

流通ジャーナリストの素地を作った時代が
母親からのお使いだったのですね。


本書の中でも書かれていますが、
仕事をする中で、重要事項である核心を
金子さんは捉えているのだと思います。

それは、お客さんを喜ばすこと。

金子さんの発するお得情報は、
相手を喜ばせることを重点に
置かれていたのですね。


テレビの露出も増え、
順風満帆に見えた金子さんでしたが、
9センチの腫瘍が見つかり、
いつ死んでもおかしくないとの診断を
医者から下されてしまいます。

金子さんがかかった肺カルチノイドの型は
数千万人に一人の、治療方法のない
稀な病気であることがわかります。


セカンドオピニオン、サードオピニオンをするも、
患者とすら目を合わせずに機械的に説明する医者や、
死亡率を上げたくないので、
病名を言っただけで、診察拒否をされた病院。

金子さんは、病院や医者に
屈辱的な扱いをされることもあったようです。

しかも、病気を秘匿していた金子さんでしたが
闘病による体重の減少で、
インターネットの掲示板にあらぬ誹謗中傷記事が
書かれたりと、本人にとっては
気の狂うような毎日だったのではないかと思うと、
胸が痛む思いです。


病気の進行とともに
金子さんは在宅医療を受けることになりますが、
死期を受け入れ、死の準備を進めていく覚悟と
生への葛藤との心の揺れは
相当なものだったのではないのでしょうか。


闘病している人に対して

「もっと頑張れよ」

は、頑張って頑張って
身も心も、ボロボロになっていっている人に対して
言う言葉としては、酷過ぎることを本書で知りました。


病気になった人の身内や、近しい人は
「好きにしたらいいよ」
と言う優しい言葉が必要になってくるのですね。

金子さんの病気は、近しい人のみに伝えられ、
最後の最後まで可能な限り仕事をやり遂げ、
しかも自身の葬儀の準備まで行っていたのですから
本当にすごい方だと思います。


このような闘病記は読んでいて辛くなるのですが、
私自身も粛々と自分の死を受け入れて
金子さんのような終末を迎えたい見本となってくれる本です。

涙なくては読めませんが、お勧めの本です。






僕の死に方 エンディングダイアリー500日
小学館
金子 哲雄

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