レビュー 「鹿の王 (上)」

みなさん、ご訪問ありがとうございます。

本日は、2015年本屋大賞受賞作である上橋菜穂子さん著
「鹿の王 (上)」 を紹介します。

私は上橋さんの作品を知ったのはこの「鹿の王」が初めてなのですが、
デビュー作は1989年「精霊の木」で結構ベテラン作家さんであると知りました。

野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞等の受賞歴があり、
2014年には国際アンデルセン賞作家賞を受賞され、
海外でも評価の高い作家さんです。

本の帯に書かれている著名人のコメントに興味がわいて購読にいたりました。

特に養老猛司さんのコメントである


「冒険小説を読んでいるうちに医学を勉強し、さらに社会を学ぶ。一回で三冊分。」


に琴線が触れました。

先述のように冒険小説であるとの前ふりで読んでみたのですが、
いい意味で裏切られました。

登場人物や国、地名の名称や飛鹿(ピュイカ)などの存在が
ファンタジー色を色濃くしますが、かと言って奇想天外なアイテムや魔法が出てくるわけでもなく、
フィクションの中にもどこかの世界で、いつかの時代にこのような物語が史実として
あっても不思議ではないとの現実味を感じて、説得力があります。


強大な帝国・東乎瑠に故郷を睥睨され、
ゲリラ戦で抵抗する戦士団『独角』のリーダー・ヴァン。

東乎瑠帝国にある日突然蔓延した謎の病が発生し、人々が次々に死んでいく。
その病を突き止める医術師・ホッサル。

この二人を主人公として物語は展開し、運命が二人を交錯していきます。

読みやすい文章ですし、時代考証も地に足が着いているので、違和感を感じません。

興味のある方は読んでみて下さい。


鹿の王 (上) ‐‐生き残った者‐‐
KADOKAWA/角川書店
上橋 菜穂子

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