レビュー 「城を攻める 城を守る」

みなさん、ご訪問ありがとうございます。

本日は伊東潤さんが書かれた「城を攻める 城を守る」を紹介します。
戦国時代の時代小説を多数書かれている伊東さんによる、
日本全国の城とその歴史背景を書かれた新書です。

東日本の城がページの大半を占めていますが、
北海道の五稜郭や長崎の原城まで網羅され、
時代も戦国期のみならず、江戸末期から明治初期まで歴史範囲も広く、
読み応えのある解説書です。


戊辰戦争によって徳川幕府の終焉と東北藩の運命を
白河城や会津若松城をからめての説明や
北条早雲の台頭による北条家の勃興、
氏康による川越城攻防と夜襲による大逆転劇が
北条家を隆盛させ、後に豊臣家による北条征伐による衰勢まで、
一連の流れとしてうまく解説してくれる構成の妙は
さすが小説家だとうならせてくれます。


特に私が興味を持ったのは
武田と徳川の争奪戦となった高天神城の攻防。

高天神城によって徳川家康は、存亡の危機を味わい、
落城の苦渋の経験によって学んだ事が
その後の長篠城攻防戦と
設楽ヶ原野戦へと続きます。

そして武田勝頼は、高天神城を奪うことで
武田隆盛を味わい、
そしてその後の大敗、高天神城の落城の際にみせた
勝頼の措置が
後の滅亡の原因になったとの解説は納得できます。


諸勢力の栄光と没落の分岐点を城に重点に置いて、
戦略、リーダーの決断など歴史背景なども知ることができるので
城好き以外でも、歴史好きの方も納得のいく良書です。


興味のある方は読んでみてください。



城を攻める 城を守る (講談社現代新書)
講談社
伊東 潤

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