レビュー「『黄金のバンダム』を破った男」

みなさん、ご訪問ありがとうございます。


本日はレビューいきます。

百田尚樹さんが書かれた
「『黄金のバンダム』を破った男」
です。

1960年代、日本でのボクシング黄金期に活躍された
ファイティング原田さんを中心に、
当時の日本の熱気、世界チャンピオンの価値、
世界チャンピオンの変遷と、
チャンピオンに挑戦する日本人ボクサー、
そしてボクサーや周囲の人々のドラマを
丹念に書かれたノンフィクションです。


1960年代のボクシングは8階級で、
世界チャンピオンは8人しか存在していませんでした。

日本人がこのタイトルマッチに挑戦して、
チャンピオンベルトを獲得するのは
ものすごい名誉と国中の熱狂を呼んだ
興行だったようです。


今は階級が17に細分化され、
2階級制覇や3階級制覇をするボクサーも
増えてきていますが、
1960年代の8階級しかなかったクラスで、
2階級制覇を成し遂げることは
今とは比べものにならない偉業でした。

その偉業を成し遂げたのが、
原田政彦、リングネーム「ファイティング原田」

日本のボクシングを「拳闘」から「ボクシング」に変えた
白井義男とカーン博士のコンビによる
日本人初の世界チャンピオンの誕生から、
白井義男が防衛戦に敗れ、
次の日本人による世界チャンピオンが
現れるまでの経緯、ボクサーたちのドラマ。

敵地での試合では、判定になれば、
自国選手の有利な(不可解な)
判定により、なかなか勝つ事が出来ないことや、
天才と言われていた練習嫌いのボクサーの
引退後の悲惨な結末など、
躍動感あふれる筆致で、面白く読むことが出来ました。

バンダム級史上最強のボクサーと畏怖され
「黄金のバンダム」と呼ばれ、
リング外でも紳士的であった不動の世界チャンピオン
エデル・ジョフレと対戦するファイティング原田。

タイトルにも書いてあるので、
結果はどうなったかは分かるとは思いますが、
ボクシングを知らない人でも興味をもって読めますし、
「才能」と「努力」で、重要なのはどちらなのか、
を考えさせてくれる内容です。


しかし、百田尚樹さんはノンフィクションは書くし、
フィクションも色々なジャンルを書くし、
もっとこの人を評価しても
いいのではないのでしょうか?





「黄金のバンタム」を破った男 (PHP文芸文庫)
PHP研究所
2012-11-17
百田 尚樹

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