レビュー 「野心のすすめ」

みなさん、ご訪問ありがとうございます。


本日はエッセイ集「ルンルンを買っておうちに帰ろう」
がベストセラーになり、直木賞、柴田練三郎賞、
吉川英治文学賞を受賞された林真理子さんの人生論である
「野心のすすめ」を紹介します。


はっきり言ってこの本は「好き」か「嫌い」かの
両極端な評価に分かれると思います。

林さんは、中学時代はいじめられっ子だったらしく、
バブル期の買い手市場だった時代に
就職活動は40戦全敗。

売れないコピーライター時代は、
時代の寵児だった糸井重里さんを肴にして
愚痴を言っていたそうです。

そこからいかにしてのし上がってきたのか、
林さんの経歴が詳しく書かれています。


林さんの言う「野心」は

「もっと価値ある人間になりたい」

と願う向上心のこと。


屈辱をバネにしてキャリアを積んでいく様は見事です。


悔しい思いをした時に友達とつるんで愚痴るのではなく、
いったい自分には何が足らないのかを考えてみる。

「何をしたいのかさえわからない、自分の至らなさ」
をまずは自覚すること。

自分に投資すると「人気がついてくる」

人に否定されたら、悔しい気持ちをパワーに変えてしまいましょう。

せこい人にはせこい人生が待っている。


琴線に触れる言葉はあります。

しかし、後半の女性論はネタ切れのための
ページの埋め合わせのようにも感じ、
本書の所々にでてくる林さんの写真が…

写真はバブル期の頃だからでしょうか、
今と流行も違うので服装が…。


私の評価は、素晴らしい言葉もありますが、
濃密な自己啓発本には見劣ります。


人気メールマガジンである
「ビジネスブックマラソン」の土井英司さんは
この「野心のすすめ」を絶賛されています。


私は、正直「なんで?」
と疑問符がつきます。

土井さんのメールマガジン
ビジネスブックマラソン Vol.3221 『情熱商人』
では、冒頭で以下の事を書かれています。


 最近のビジネス書は、サラリーマン根性の編集者が
 サラリーマン社長に書かせた
 サラリーマン騙しの本が多く、
 しばしばうんざりすることがあります。

 虚業は実業に資することで初めて意味を成すわけですから、
 貴重な働き手の時間を頂戴する以上、
 ビジネス書の内容は、
 やはり結果に直結するものでなければならない。

 エンタメじゃないんだから、読者にウケるために作る、
 ネタのために作るといった、
 目的を失ったビジネス書は、
 いい加減終わりにしてもらいたいのです。(以上ここまで抜粋)



内容は自己啓発本にも目劣りして、自慢話のオンパレードに
ド派手で似合わない衣装を着た著者の写真を載せた本。


「野心のすすめ」の編集者はサラリーマン根性ではないのか?

読後にふと思ってしまいました。




Amazonのレビューも賛否両論です。




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