レビュー「多動力」

みなさん、ご訪問ありがとうございます。

本日紹介する本は、堀江貴文さんの「多動力」です。


先にこの本の内容を紹介します。

本書の冒頭で「多動力」とは、


いくつもの異なることを同時にこなす力のこと。


と説明があり、それが独り歩きして


「じゃあ、興味があるものを次から次へと手を出していけばいいんだ」


とアマゾンのレビューを読んでいたら、
そう勘違いされている人がおられるような印象を受けました。


しかし、この本で堀江さんが言いたいことは以下の事だと思います。



・重要なのはまず一つのことにとことんはまる。
 (短期間でものすごい集中力で極める。)

・取り組んでいるジャンルの神髄を見出すまで掘り下げる。
 そうすることで応用力がつく。

・その分野に長けた人材になるには1万時間を要するので、
 とにかく一日の時間の効率化をはかる。

・その為には不要な雑用(自分にとってワクワクしないこと)を限りなくゼロにする。

・一つのことを極めたら、また別の興味のあることにとことんはまる。


を繰り返すことが多動力なのだと、私は感じました。


これは私の勝手な解釈なのですが、
本書の「多動力」には裏テーマがあるのでは?
と思っています。


「多動力」を実行していくためには、一日の時間の効率化が必要となる、と述べました。
その為、掃除、洗濯、経費精算などの雑用をアウトソーシングする。

つまり「他動力」が必要になるのではないか。

「多動力」と「他動力」は補完しあう関係ではないか、とこの本を読んで思いました。



ところで、なんですが、堀江さんの「多動力」はベストセラーになっているらしいのですが、
正直言うと、この本の内容は、既刊の本との内容に真新しさは感じられません。


でも、どうしてベストセラーになって話題になっているのか、
自分なりに考えてみました。

答えのヒントではないか?と思われることが実は本書で書かれていたのです。


・「君の名は。」を真似た。

今の時代の時間間隔を理解した上で大ヒットした映画「君の名は。」は、
上映時間を2時間未満にし、余分なシーンを削り、飽きさせない工夫をした。
本書も、文字数を可能な限り減らし、行間も広げ、2時間程度で読み終えるようにした。


・コピペと人は忘れる。

核となるものにエッセンスを変えてやれば本はいくらでも書ける。
ベストセラーはコピペ本と本書にあったように、今回もこれを実践されたのでしょう。


そして、人は忘れる。
堀江さんは何冊も本を出されていますが、
どの作品に何が書かれていたかを細かく言える人は少ないと思います。

「あぁ、ホリエモンの本を読んで面白かった」

の感想さえ引き出せば、既刊の本がどんな内容だったか忘れてしまうので、
堀江さんが新刊を出せばまた買おう、と言う流れになるのではないでしょうか?


何はともあれ、興味のある方は読んでみてください。






多動力 (NewsPicks Book)
幻冬舎
2017-05-27
堀江 貴文

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